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投稿日: 2018.10.21 08:55
更新日: 2018.10.20 22:21

GT500予選《あと読み》:ARTA NSX-GTポール獲得の“決め手”。そしてライバルは決勝の逆襲に虎視眈々


スーパーGT | GT500予選《あと読み》:ARTA NSX-GTポール獲得の“決め手”。そしてライバルは決勝の逆襲に虎視眈々

 ホンダNSX-GTが予選トップ3を独占する形となったスーパーGT第7戦オートポリス。特にポールポジションを獲得したARTA NSX-GTは、Q2で野尻智紀が従来のコースレコードを1.4秒上回る1分31秒441というタイムをマーク。周囲をアッと驚かせるアタックを決めた。このARTA NSX-GTは、朝の練習走行を走り始めた時点では、アンダーステア傾向でバランスはあまり良くなかったという。

「走り始めはアンダーステアだったんですけど、そこからセットアップを変更したら、サーキットサファリの時にはすごく曲がるようになりました」と語るのは、Q1を担当した伊沢拓也。

「でもセットアップで言うと、ちょっとしか変えていないのに、こんなにクルマが変わるのかというぐらいのフィーリングでした。気温などのコンディションが噛み合ったのかもしれないですけど、いい状態になりましたね」

「一方でフリー走行からサーキットサファリまでの、そのちょっとの差でクルマの感触が大きく変わるということは、予選ではどうなるか分からないので、(予選に向けて)不安は結構ありました。予選で気温・路面温度が上がった時には、朝、一番良かった状態の時と比べたら、うしろ(のグリップ)がない状態でのQ1でした」

「自分自身も、そういうクルマはあんまり好きじゃないですし、野尻選手もたぶんそういうクルマじゃない方がいいんだろうということで、それをチームに伝えて。そこから何でアジャストしたか、僕はよく分からないですけど、野尻選手が『バランスは問題なかった』というところで言うと、変えたセットアップが良かったんだろうなって思っています」。

 伊沢は、ポールポジション会見のなかで、Q2を走る野尻に対して「タイヤの温め方を含めてアドバイスした」とコメントしていたが、それはどういうことだったのか。

「あまり温める必要がないくらい勝手にタイヤが温まるので、自分のQ1の時の感覚から長い1周を考えるとそんなに無理して温めなくていいんじゃないかと伝えました」と伊沢。

 これを受けてQ2のアタックに向かった野尻は、「あまり自分で負荷をかけていって温めることはなかったですね。最後、アタックに入る前は、ちょっと不安になったので、本当にグリップしているかを確かめて。それでアタックにいきました」という。

「クルマのバランスとしては、リヤがグリップしないという症状がありそうだったので、あまりそういう動きをさせないような走りをしました。そういったことを念頭に置いた走りにしたら、しっかりと良く曲がるし、高いコーナリング速度も保ってくれていたと思うので、いい方向にアジャストできていたのかなと思います」

「いいアタックができました。どこかを大きく落とすことがなく、どの車速域でもいいバランスを保つことができたので」

 ただし、ポールポジションを獲ったからとは言うものの、明日のレースに向けてはまだ課題も残っている。

「グレイニング、ピックアップ含めて、タイヤのコンディションをうまくキープするのが大事だと思うんですけど、レクサス勢も含めて(ブリヂストンユーザーは)少し大変そうだという話は聞いているので、たぶん誰も答えが分からないなかでレースをやらなきゃいけないかなと思います」

「セカンドスティントでどのタイヤを履くのかも含めて、うまくマネジメントしていかなくちゃいけないと思いますね」

■ホンダ勢のストレートスピードに注目


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