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投稿日: 2019.11.12 11:27

2020年ラリー・ジャパンまであと1年。リハーサルのセントラル・ラリーで見えた「いっぱいの“バツ”」


ラリー/WRC | 2020年ラリー・ジャパンまであと1年。リハーサルのセントラル・ラリーで見えた「いっぱいの“バツ”」

 2020年11月19~22日に開催されるWRC世界ラリー選手権第14戦『Rally Japan(ラリー・ジャパン)』を見据えたリハーサルイベントのセントラル・ラリー愛知/岐阜。Rally Japan運営事務局の高橋浩司事務局長は「本当にいっぱいバツが出てきた」と2020年の“本番”へ向けて問題点の洗い出しができたと語った。

 トヨタ・ヤリスWRCやシトロエンC3 R5、シュコダ・ファビアR5といった、日本ではなかなか目にできないラリーカーが参戦し、国道を閉鎖したステージで民家脇をマシンが駆け抜けたセントラル・ラリー。名古屋のテレビではセレモニアルスタートの様子が生中継されるなど、モータースポーツファン以外からも多くの注目を集めた。

 ヘッドクォーターとなった愛・地球博記念公園(モリコロパーク)や山間部のステージに設けられたギャラリーエリアのチケットはすべて完売。リエゾン(移動区間/ロードセクション)にも多くのファンが立ち、選手たちに声援を送っていた。

 イベント自体は無事に終了したものの、初日午後に予定されていたSS5の“Nukata 2”は交通状況の悪化によりキャンセル。2日目もスケジュールの遅延から、モリコロパークで行われたSS11は約30分ほどディレイとなり、最終SS14では国内格式部門の走行がキャンセルとなった。

紅葉した木々の下を走るトヨタ・ヤリスWRC
紅葉した木々の下を走るトヨタ・ヤリスWRC

 ラリー競技においてSSキャンセルはよくある出来事だが、2020年のラリー・ジャパン開催時期は紅葉シーズンにも重なる。SS5のキャンセルについては事故渋滞が要因だったようだが、ラリーファンと紅葉目的の観光客が重なれば渋滞のさらなる悪化も予想されるだけに、何らかの対策が求められる部分だろう。

 またキャンセルやスケジュールディレイに関する情報についても、公式サイトやSNSで発信されていたものの、ギャラリーエリアなどでのアナウンスが迅速に行われず、情報発信に不足があった感は否めない。

 大会を運営したRally Japan運営事務局の高橋事務局長は「今回のラリーは組織体制やさまざまな手続き、大会運営などがうまく機能するかどうか確認することを第一の目標にしました」と、あくまで2020年の“本番”に向けたテストイベントだったと強調する。

「当初は無観客試合としてやることも検討していましたが、トヨタさんがヤリスを持ってきてくれることになり、そのほかにも何台かR5車両が走りそうとなったときに、(ラリー・ジャパンの)PRとしても効果があると思いましたし、なによりお客さまに見たいと思ってもらえるイベントになりました」

「そのため当初の予定を変更し、ギャラリーエリアを設けました。しかし、それも最低限。今の体制で我々がコントロールできるだけのキャパシティです」

「PRもあまり資金をかけずにできる範囲でやるということでした。そういった意味では、お客さまに来てもらうための仕掛けや情報発信は、時間のないなかでやったので、非常に弱かった。この部分は反省材料です」

■2020年ラリー・ジャパンまで1年。「年内に反省を終え、年始から動き出す」


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